「本は栄養」
そう感じている私は、時間に余裕のある時には出来るだけ本を読むようにしているのね。
特に小説は心の栄養になるため、書評の高い作品のチェックは欠かせない。
いつの頃からか。人間の悲しい性や、トラウマが生み出す心の深い闇を描いた作品に、強く惹かれるようになった私。
おそらく、私の中の“病んだ私”が、同じにおいに引き寄せられるのだろう。
人は皆、それぞれが持つ個性や歴史、思いや事情、痛みや傷といったものたちを抱きながら生きている。
誰かを理解するのも、誰かに理解されるのも、そういった部分を無視してでは成り立たない。
そこに必要なのは「分かち合い」
しかし結局のところ「人は人、自分は自分」でしかない。
どんなに近づいても、どんなに愛しても、人は自分以外の誰かになることは出来ないのである。
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だからこそ、自分以外の人の生き方や考え方を理解よう、受け入れよう、歩み寄ろう、敬おうといった気持ちが必要で、そこから、人と人が共生・共存していくために大切な「和合」や「中庸」を学んでいかなくちゃならないんだよなぁ…。
そのための力を貸してくれるのが文学。
外側から得た知識を、内側から生まれいずる知恵へと変えていく。それが、理知や人への依存、孤独や不安が与える恐怖から、自分自身を解放してくれる。
そんなことを考えていた、年の瀬の土曜日なのでした。











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